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06'12(Mon) ささやかなもの。

通り抜ける湿った風が心地よく感じて
話しかけられる言葉が よく聞こえない。

何だか気分が良い


少し顔を上げて風を感じよう。


看板の向こうに小さな星が見えた
雲が覆う空の合間に見えた小さな星…

何だか良いこと独り占めした気分


早く帰って夢を見よう・・・





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06'07(Wed) 噤む心 。

黙然とする心。
静寂の心。
感じない? 何も?

投げられた言葉は全てを消し・・・
投げられた言葉は全てを封じ・・・

黙然とする心。
静寂の心。


私の心。
悲しいの? 寂しいの? ・・・求めないの?


傷は深いのに痛みすら感じない
傷は封じられた心の鍵
傷は自業自得

放り出された心は 小さく見えていた光も失ったのでしょうか?


私の心。
もう 愛さないの? もう 求めないの?


何か答えて…


・・・ 波の音を 風の音を 森の声を 聞いていたい。


足掻く私に教えて欲しい・・・

空へ続く道は 存在するの?



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06'02(Fri) Feather of sadness …


灰色の羽を持った少年は 飛び立てると信じていた。
しかし、その羽根は無残に毟り取られ・・・
そして ・・・静かに 静かに
地までの時を目を閉じ沈んで行きました・・・



 嘆いていた心も その瞬間 静寂を取り戻し
 止め処なく流れていた涙も 消え去っていた

 不思議なものです。

 あんなにも焦心していた賑やかしいものは 何処へ行ったのか・・・
 あんなにも悲哀していた薄黒いものは 何処へ消えたのか・・・

 彼は云いました。


『 痛くなんかなかった。悲しくもなかったんだ。
ただ目の前の景色が薄くなっていっただけ ・・・怖くなんかなかったさ。
気が楽になった位だ。だってさ、この汚れた翼 もう無理して磨かなくて良いんだよ。
もう無理して飛ばなくて良いんだよ。  ・・・ゆっくり休むよ 』


 そう云った彼は・・・哀れなものでした ・・・
 此れが 意気の阻喪 なのか?
 此れが 希望の雲散 なのか?

 重い羽根を必死に羽ばたかせようとしていたのに
 必死に大空を舞おうとしていたのに
 事実は残酷・・・
 だって、灰色の羽根は彼の大好きな空まで灰に染めていたのだから・・・
 そして それを突きつけられたのですから・・・



『 それを知ったら飛べないだろう? いや、羽ばたこうとも思えないさ。
僕は そこまでして自分の幸せを望まないよ。そこまで腐ってやしないさ。
本音を言えば  それに向かっていた僕だから・・・
なくなってしまった今、これからどう生きようか? 
何を目に写し、その時 自分にどう言い聞かせるか? 分からないでいるんだ ・・・』


 ボロボロになった体を丸くし沈黙を守った彼の姿は
 そのまま薄れ消えてしまいそうだった。

 美しい蒼の空に 白い大きな羽根を軽やかに羽ばたかせ
 風に身を任せ 風に唄い 風に笑い 風に抱かれ
 大きな空の中で 優しい時間を過ごす・・・
 彼は知っていた。 始めから知っていた。
 それは 儚い夢物語だったこと・・・

 それでも、 彼は あの瞬間まで諦めたことは無かった。
 それが 希望だったから。
 それが 生だったから。
 諦めてしまったら 自分の命が生まれた意味が
 あまりにも あまりにも・・・ 悲しすぎるから・・・


『 此処に留まり耐えていこうか・・・それとも何もかも投げ出し逃げしまおうか ・・・
もしかして・・・もう1度 好機が舞い降りるか?
いや、もし そうあっても・・・僕には もう無理だろうね。
だって、もう僕には・・・此処から飛び立つ勇気がない。
そう、今だって勇気があれば 今の状況も打破できるのかも知れない。
でも、歩き出す 走り出す勇気も僕には無いよ。 
・・・恐ろしいんだ。 何度 飛び立とうとしても 空は歓迎してくれなかったから・・・
そして、 最後には黒い使者に羽根を捥ぎ取られたって始末なわけさ。
紳士な言葉も宥める言葉も もう見つからない。
・・・本当は 全てが恐怖だ。

さて、 どう生きるかな・・・』



そう苦笑して彼は 置き場の無い心に 

そっと そっと・・・蓋をした



蒼い蒼い空に 白い大きな羽根を軽やかに羽ばたかせ
風に身を任せ 風に唄い 風に笑い 風に抱かれ
大きな空の中で 優しい時間を・・・





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